テニスが強い国はどこなのか?(デビスカップ編)

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100年以上の歴史を持つデビスカップ


テニスが強い国はどこなのか?

これを考えるときにデビスカップの存在を無視することは出来ないだろう。何しろデビスカップ=男子テニス国別対抗戦なのだ。


現在150以上の国と地域が参加するデビスカップだが、その優勝国は大きく偏っている。

アメリカとオーストラリアが圧倒的な成績となっている。それにイギリスとフランスが続いていて、現在の四大大会が開催されている4カ国が見事に実績を残している。

ただ、これはデビスカップが始まった当初はアメリカとイギリス、フランスとオーストラリア(当時はニュージーランドも含む)などの限られた地域での対抗戦で、1969年のオープン化までは参加国が少なかったことと、1971年までは前年度優勝国をチャンピオンとしてその他の国で予選を行い、チャンピオンに挑戦するという形を取っていたため、前年度優勝国が有利な形となっていたことが大きく関係している。

このため、デビスカップは1974年に南アフリカが優勝(対戦国の棄権という劇的な形でだったが)するまで、アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリアの4カ国以外の国や地域が優勝することがなかった。

オープン化されるまでに58回開催されたデビスカップにおいて、アメリカの優勝は20回(準優勝24回)、オーストラリアは23回(準優勝15回)、イギリスが9回(準優勝8回)、フランスが6回(準優勝3回)となっていた。

これを現在の優勝回数から差し引いてみると、優勝回数はアメリカが11回(準優勝5回)、オーストラリアは5回(準優勝4回)、イギリスは1回(準優勝0回)、フランスは3回(準優勝5回)となる。

この結果、オープン化以後だけでデビスカップの優勝回数を見ると、優勝回数11回のアメリカは依然トップだが、2位は7回のスウェーデンとなり、3位は5回でオーストラリアとスペインが並び、3回のフランス、ドイツ、チェコがそれに続くことになる。オープン化以後の優勝回数が1回のイギリスはアルゼンチン、クロアチア、スイスなど6カ国の中に埋もれてしまう。

テニスが強い国はどこなのか?

デビスカップの成績でこれを考えた場合、今のところ、オープン化の前でも後でも高い結果を残しているアメリカこそが、デビスカップにおける最大の成功国と言えるだろう。

しかし、この10年で見ると10年で優勝国は7カ国、準優勝国は8カ国となっており、混戦模様となっている。

■最近10年のデビスカップ優勝国と準優勝国
 優勝国準優勝国
2007年アメリカロシア
2008年スペインアルゼンチン
2009年スペインチェコ
2010年セルビアフランス
2011年スペインアルゼンチン
2012年チェコスペイン
2013年チェコセルビア
2014年スイスフランス
2015年イギリスベルギー
2016年アルゼンチンクロアチア

デビスカップはシングルス2人、ダブルス1組で戦えるため、1人のスター選手の出現で、その国が一気に優勝を狙える存在となることが起こりうる。

逆に有力選手の欠場が勝敗の行方を大きく左右することにもつながる。今年もワールドグループの1回戦は終了し、トーナメントは既に8カ国に絞られている。果たしてどの国がデビスカップを掲げることになるのか、11月の終わりの決勝戦まで予想のつかない長い戦いが続くことになる。

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