日本人男子3人目のツアー優勝!
今年の6月から7月にかけてATPツアーとして初めて開催されたのトルコ、アンタルヤオープンで杉田祐一が松岡、錦織に次いで日本人男子3人目となるツアー優勝を成し遂げたことは今年の日本のテニス界における指折りのビッグニュースとなることは間違いないだろう。
今年の6月から7月にかけてATPツアーとして初めて開催されたのトルコ、アンタルヤオープンで杉田祐一が松岡、錦織に次いで日本人男子3人目となるツアー優勝を成し遂げたことは今年の日本のテニス界における指折りのビッグニュースとなることは間違いないだろう。
→「錦織は決勝で弱い?(1)」
→「錦織は決勝で弱い?(2)」
ビッグ4の4人はあれだけのタイトル数にもかかわらず、決勝での連敗はナダルの4連敗が最大で、他の3人は3連敗にとどまっている。彼らは続けて負けていないのだ。これは簡単なことではない。ツアーの決勝に出てくるのはランクや調子も含めてその大会で強い選手ばかりだ。ただ、錦織が獲得した11回のタイトルの決勝戦の対戦相手を並べてみると気になることが浮かび上がる。
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→前回
通算成績では十分な成績を残している錦織だが、現在陥っているツアー決勝での6連敗という数字はやはり良くない、というか、はっきり悪いと言ってしまって良いだろう。
他の選手の実績と比べると、6連敗という数字がいかに悪いものかということが分かる。現在のトップ20の選手のツアー決勝戦での連勝と連敗記録を並べてみる。
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ブエノスアイレスの決勝戦で世界ランク66位のドルゴポロフに敗れて錦織は準優勝で大会を終えた。
錦織はこれまでドルゴポロフに対し、初対戦から5連勝中で負け無しだっただけに残念な結果としか言いようがない。だがドルゴポロフに初めて負けたことよりも気になることがある。なんと、この敗戦で錦織はATPツアーの決勝戦で6連敗ということになるというのだ。
本来はツアーの決勝に進出するだけで、十分結果を残したと言えるはずなのだが、せっかく決勝まで勝ち上がりながら、そこで6連敗というのはさすがに喜べない数字だろう。ましてやグランドスラムやマスターズの制覇を目標に掲げるような錦織クラスの選手となるとなおさらのことに違いない。
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錦織はファイナルセットで強いというデータがある。
昨年、ATPの公式ページにもファイナルセットでの勝率で錦織が史上ナンバー1だという記事が掲載された。そして、今年の全豪が終わった時点でもこの順位は変わっていない。現在のATPランキングトップ20の選手のキャリアでの勝率とファイナルセットでの勝率を並べてみると、ファイナルセットでの錦織がいかに強いかということがよく分かる。
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全豪オープンの前哨戦となるブリスベンで錦織は準優勝という結果を残した。決勝でディミトロフに敗れたものの、準決勝では2014年の全豪チャンピオンでもある強敵ワウリンカをストレートで破って勝利している。いよいよ開幕する全豪オープンでの活躍への期待はどうしても高まってしまう。